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ミクさんがテレビ出演することに、いつも違和感を感じてしまうのは何故か

time 2015/09/23

ミクさんがテレビ出演することに、いつも違和感を感じてしまうのは何故か

初音ミクが某音楽番組にテレビ出演したということはご存知でしょう。

私はミクさんが好きで好きでしょうがないです。しかしながら、番組は見ておりません。物理的に無理だったわけではなく、テレビ出演するということ自体に大きな違和感を感じてしまったからです。

もちろん個人的な感情も含めてそう思ったのでしょうが、一応なぜ違和感を感じるのかという理由を説明することもできると思うので、ここに書きます。なお、この意見に対して賛否両論あることは、むしろ期待しております

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テレビが育てたわけではない

通常のアイドルであれば、テレビ出演を通して知名度を上げることはごく当たり前のことですが、ミクさんはテレビが育てたわけではありません。そのために、テレビで使うことについては弊害が伴います。ここに理由を述べます。

魅力を伝えきれない

テレビで育ててきたコンテンツは、テレビにフィットする形で完成していくのですから何ら問題はありません。例えば普通のアイドルは、テレビに徐々に出演回数を重ねることによって、一般への理解を深めることができますし、テレビの制作サイドとしても、そのアイドルをどのように取り扱えば良いか、面白くなるかというノウハウを蓄積することができます

なぜ徐々にそういったことを行っていく必要があるかと言ったら、当然ながらテレビには時間的な制約があるためです。ましてや新人のアイドルに1時間フォーカスし続けるわけにはいきません。

しかしミクさんはどうなのかと。まず、私のような物好き(?)が好んできたコンテンツであり、明確に視聴者のターゲットを絞った特集番組を除けば、今までのテレビへの露出機会もそうありません

さらに、歴史的には8年ちょいしかなく、芸能界におけるキャリアと比較すれば微々たるものだと思われるかもしれませんが、例えば10000人のPがその期間ミクさんを育ててきたのだとすれば、ミクさんに関する情報は80000年分であると言うことができます(これは非常に粗雑な計算ではありますが、通常のアイドルが1年活動して1年分の活動しか残すことができない(あたりまえ)のと比べれば、それより膨大な足跡を残すことになるのは明白でしょう)。

それらをネットに蓄積して、それらを我々が好みに基づいて発見できるようにするのであれば構いませんが、そんな巨大な情報からテレビで扱うためには何を抜き出したらいいか、というノウハウは全くないに等しいのです。

そのような状態で、果たしてミクさんの魅力を伝えることができるのでしょうか。

漁夫の利ではないか

テレビに出演してミクさんが視聴率を稼いだという事実自体、局の漁夫の利ではないでしょうか?

あくまでもここまでの私の意見に基づいての結論ですが、ミクさんは、自身の魅力をはっきりと伝えることができないテレビには特にメリットを見出せないはずです。既にネット上でさんざん愛してきた私や他の方々以外の、まだミクさんを知らないような層に対して、啓発効果があるかどうかも微妙です(次の項にて詳細を記述します)。

ですから、局に対して一時的に数字が取れるというメリットがいちばん大きくなってしまっていないでしょうか

今までミクさんを育ててきたのはネットです。テレビ側が、有名になってきたからじゃあ使えばいいか、という考え方をするのは少々鼻につきます

テレビとネットはそもそも違う

ネットの性質によってもたらされるのは、VOCALOIDというコンテンツについて少しでも気になれば、自分で好みのPやら曲やらを探すことができ、結果として(人によってその偶像は異なるが)ミクさんを好きになることができる(可能性がある)、という流れです。

そんなネットのメリットはテレビには全くありません。今回の番組を初めて見た人には、そのような流れは与えられないためです。

ネットの性質によれば、本来は人の数と同じ数のミクさんの偶像が作られるはずであるのにもかかわらず、テレビという一意性の強いメディアが取り扱うことにより、「初音ミク=千本桜をああいう声で歌う人(?)」というイメージしか生まれない(注1)のです。

注1:普通の人間の性格は(特殊な場合を除いて)1人に1つであるのでこれで構いませんが、ミクさんはファン自体がそれぞれイメージを自分で描くべきであるからこれは好ましくない、という意味です。

ですから、ネットだからこそ活かされるミクさんの特異な性質は、テレビで取り扱ってしまえば全く消え失せてしまうということになります。

まだ賛否両論ある

バーチャルアイドルというジャンル自体まだ賛否両論あるのは確実なことです。私や他多数の人のように受け入れられる人もいますが、当然、それに嫌悪感を持つ人もいるでしょう。それはその人の意思なので尊重されるべきです。

そこで、賛否ある様々な人間が、住み分けをすることができるのがネットです。ネットならば(近年のソーシャルメディアなどによるレコメンドは別として)、自分が見たい情報だけをブラウズして表示すれば済む話なのです。

それがテレビならどうでしょうか。たまたまチャンネルを回していたら目に入る可能性が大いにあります。しかもミクさんが実際に登場したのはニュースの時間(17時台)でしたし、ザッピングしている人は多いはず。

それによって、元々嫌悪感を抱いている人に対して余計な反感を生んでしまうこともあるでしょう。その場合、少なくとも一部の人がミクさんに対してのイメージをさらに低下させてしまうばかりか、実際に、その(ミクなんか見たくもねーわという)人の意思が尊重されなかった(注2)という事実にもなってしまいます。

注2:ここらへんは碧志摩メグの話題あたりにも通じます。

ですから、少なくとも現代では、そもそもテレビというメディアにて、バーチャルアイドルというジャンルを扱うことは早計ではないかと思うのです。

終わりに

このように、テレビで取り扱うことによって、固定的なイメージやマイナスなイメージを植え付ける可能性は否定できません。ファンのみを対象としたライブ映像の放映などであればともかく、様々な層や世代を対象にした番組には出演してほしくないです。

そこで紹介程度にとどめるのであればまだ構いませんが、ある特定の1曲を歌うということはあまり好ましくないのではないでしょうか。

ですから、ミクさんを楽しみたいのであれば、ネットでナチュラルなファーストコンタクトを取ってほしいと切に願います。そこからミクさんというキャラクターは非常に広がりがあり奥が深いからこそ愛されるのだ、という理解が生まれるはずです。

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コメント

  • テレビで二、3年やればなれるのでは、

    by 匿名 €2015年12月27日 08:03

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