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弱小ブログとして、広告ブロックにどう対応できるか?

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弱小ブログとして、広告ブロックにどう対応できるか?

当ブログでも何度か取り上げてきた、iOS9 から開発者向けに Safari の広告ブロック機能の提供が始まったということ。これは Apple 自体が手を下さないまでも、サードパーティが広告ブロック機能を iOS App に組み込むことが可能になったことを意味します。

これについて、当ブログでは、いくらかの見解を示してきました。

で、個人的なことはそれほど語りませんでしたが、実をいうと結構キテます。元々無い収益ガタ落ち。いくらかって具体的に言うと怒られますが、前はサーバー代を賄って余りあるほどではあったのに、今のままだと黒字キープすら割と危ない水準です。

そんな状態で、こんな弱小ブログに何か取れる策はあるのかということを考えます。

広告ブロック商戦の近況

と、本題の前に、まずは最近広告ブロックを提供する側がどういう動きをしているのかということをさらっと見ていきましょう。

Crystal

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まず広告ブロックに端を発したのが「Crystal」。iOS9のリリースと同時期にリリースされ、また最初は無料で配布されていたこともあり、一気に普及したのですが、最近はもう落ち目となっています。

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その原因として挙げられるのは、主にこういったことです。

  • ブロックできる広告の少なさ
  • ホワイトリスト導入

ブロックできる広告の少なさ

通常広告をブロックするためには、その広告のネットワークが何かを知る必要があります。つまり、「これは広告のためのネットワークだからブロックするためのブラックリストに入れなければ」と開発者側が把握しなければいけないわけです。

ただ、Crystal は海外製のアプリですから、日本の広告ネットワークにまで手が回らないのです。アプリ内にはブロックがまだできていないサイトを報告する機能もあるようですが、もちろん開発者側の労力もあるでしょうし、なかなか日本の広告はブロックできないとのこと。

いわゆるアフィカスなんかは複数の広告ネットワークを使ってバカみたいな数をページに張り付けるのがお約束でしょうから、すべての広告をブロックするのはもちろん原理的には可能ですが、現実的にはそこまで実現することはできていない、ということです。

ホワイトリスト導入

参考:広告削除アプリ「Crystal」が広告主向けに有料で広告を「表示させる」プランを開始 – Gigazine

Crystal は、ホワイトリストを導入しようとしているようです。つまり、広告がブロックされてしまって困った広告の出稿者は、Crystal の開発者に金を払えば、Crystal でブロックしないようにしてもらえるということ。

これはおかしいと思いますよね。自分で放火しておきながら、それを消火する費用をせびっているようなものです。これを火事を起こす「マッチ」と火を消す「ポンプ」になぞらえて「マッチポンプ」と言うのだということは、今回の件で初めて知りました。

極端な話、全ての広告事業者が金を出せば、このアプリでは一切の広告が消えないことになります。これではアプリの目的にもそぐわず、ユーザの期待にもそぐわず、一体何を目標にしているのか全くつかめていません。こういったことがユーザの不信感を増長させています。

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そんなわけで、少なくとも日本では相当な反感を買ってしまい、Crystal は結局忘れ去られることでしょう。ただ、やはりそのタイミングを狙う者もいるようで──

国産アプリが登場

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「Safari上の広告をブロックする -AdBlock-」と銘打っており、固有にはどのように呼べばいいか分かりませんが、以下このアプリのことを AdBlock と書きます。

こちらは国産アプリであるようで、特筆すべき点は、

  • 日本を主な地域としている
  • ホワイトリストは作らない

とまで明言している点です。つまり、日本の広告ネットワークをより把握してブロックしていくことに加え、セコいマッチポンプという手法も取らないと早々と決めてしまっているのであって、Crystal の轍を踏むまいという気概が感じられます。

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そして今のところは、かなり評価と評判が良いようです。かなり効率的にブロックしてくれるのかもしれません。

日本では今後、この AdBlock が主流となるのでしょうかね。非常に個人的な意見を述べれば、たった1人120円ポッキリで広告ネットワークの莫大な金の動きをストップさせて、経済的にもどんなもんかなとは思うのですが……

弱小ブログに何ができるか

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さて、本題です。このほとんど影響力もない、50RTちょっとでビビってしまうくらいのこのブログでは、広告ブロックに対応して何かできることはあるのでしょうか。

まず、このブログでは、我らが Google AdSense による広告を掲載しています。

しかし、前述の Crystal はアドセンス広告を削除してしまいますし、 AdBlock のほうはリリース直後で情報がなく分かりませんが、少しでも広告を残すとまた不信感を苛ませるため、メジャーなネットワークから削除するでしょうから……以下略。

というわけで、広告収入はメインと考えない。まずこの意識改革からスタートする必要がありそうです。Apple は本来、社会の大部分を切り捨ててでも理想とする未来(ここでは快適な Web 環境)へ突き進むような企業ですから、こういう挑戦状を我々に叩きつけていると考えてもおかしくはない。

さて……どうすべ。

広告ブロックのユーザを冷遇

広告ブロックを使用するユーザが訪問してきたときには冷遇します。例えば、「Anti Adblock」は、広告ブロックを使用するユーザにはサイトの内容を表示しないようにします。

しかしこれ、私は嫌いなんですよね。なぜかは詳しくはこちらをご覧いただければいいのですが、まとめると、「せっかく書いた記事は誰にでも読んでもらいたいし、差別はしたくないし、わざわざ検索してたどり着いた情報を隠すのって非道じゃね?」って感じです。

しかしそれとはまた別の方式を考えている方もいます。

広告ブロックを使用するユーザには、最新の投稿だけ見せないようにするというもの。確かにこれならば、最終的にはどんなユーザでも全てのコンテンツを見ることができます。

そして、「広告ブロックを使うと面倒」という風潮にしていくとのこと。

どちらにせよ、広告ブロックのユーザを冷遇するということはある程度までは有効かもしれませんが、それで排除された側が個人的に反感を持つ場合もありますし、個人的にはあまり良い策でないような気もします。

ほい、次です。

有料の記事・メルマガ

無料で提供するためには、広告の掲載が必要(もしくはごく少数の廃課金者から巻き上げるか……そんな方針に凝り固まったソシャゲはきらい。)であるということですよね。

じゃあ有料で何かコンテンツを提供すればよいのでは、ということで、ブログというメディアとしては、有料の記事やメルマガなどのプレミアムなコンテンツを製作するようにすれば副収入にもなります。

しかし、弱小ビビリヘタレチキンブロガーを誇る私といたしましては、次のような問題があるわけで…

  • まず決済方法をどう提供するのか?
  • 金を直接取るということはさらなる責任が伴うが、できるのか?
  • それ以前にユーザがいませんけど……

うーん、やはりかなりのアクセス数や固定的なファンを得られるようにならなければ、この策もNG

スポンサーをつける

また、ユーザに対しては無料を貫くほうを考えましょう。

最後に考えた策としては、スポンサーをつけるということ。例えば、ゲームの製作元と契約しておき、月に1回はその情報を記事として掲載するようにする……なんてことです。

これならば、こんなにメリットがあります。

  • ブログの方針に合った記事を更新することができる
  • ブログの価値に合った金額を設定できる
  • 広告ではなく記事という形態なので、ブロックのしようがない
  • 結果的に、記事にだけ専念していればよくなる

もちろんスポンサーと言っても、企業でなくても構いません。自分と同じくらいのレベルの知名度である、例えばアマチュアや同人で何か作品を製作しているというような方々にはぴったりのコストパフォーマンスとなり得るのではないでしょうか。

終わりに

私なりには、何か1つ掴んだような気がします。しかし、答えはありません。自分はどんなユーザを求めるのか、自分がどんなリソースを持っているのか、そして、根本的に── Apple の策を良しとするのか否か。

それらによって、話は全く変わってくることでしょう。

一体広告の、そして Web での情報発信者の立ち振る舞いかたは、今後どのように変遷していくのか。それは我々1人1人の行動にかかっているのですから、自分にとってより良い答えを探さなければいけないときです。

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