今週の無料App、なんだか使用用途が限られるツールとか子ども向けのゲーム、追加課金がメインっぽいものなどが多くて、普通に評価できそうなものがなかなかないですね。
そんな中、サクサク遊べて洒落たパズルゲームをご紹介します。
ロープで形を作ろう

「rop」は、AppStore限定配信のパズルゲームです。目的は問題と同じ形をロープを使って作ることです。ロープは六角形の物体につながっており、この物体を動かすことによって、ロープの形を変えるのです。
上の問題を解くには、このように動かします。

そうすればロープが水平になり、問題の形と同じになるので、これでクリアとなります。

これを繰り返し、次々と出される問題を解いていってゲームを進めていきます。進んでいくと、このように2本以上のロープがついているものや……

2つの部分に分かれたものまで出現します!

当然問題を進めていくほどに複雑になり、難易度が上昇していくのですが、もちろんどんな形のロープであっても問題はクリアできるので、頑張って解いてみましょう。
ゲームプレイ
手順
それでは「rop」を実際に遊んでみましょう!
タイトル画面では、ロープを下にスワイプすると次に進むことができます。

問題パックの選択です。一番上から遊んでいきましょう。

問題の選択です。白い背景の形は既にクリアしたもの、黒い背景の形はこれからクリアする問題、何も書いていないのは解禁していない問題。

黒い問題をクリアすることで、新しい問題が解禁されていきます。解けないから飛ばして次、ということはできないようなので、必ず解いて先に進んでいきましょう。
ルール
ロープが絡まるといったことはありません。ロープ自体にはどこにも当たり判定はないので、気にせずに動かしていきましょう。それとは逆に、六角形の物体は、マス目がないところはもちろん、他の物体の上に重ねて置くことはできません。
その他には特に目立ったルールはありません。例えば時間制限とか手数のカウントなどはありません。それらがあるゲームではより少ない手数、時間でクリアすることを競うことができるのですが、それが無いropが劣っているということではありません。
何物にも急かされることがなく、自分のペースでゆっくり攻略していくことができますよね。音楽も非常に落ち着くものですし、それらが非常にマッチしています。
基本的な攻略
ロープの上に置いてOK
六角形を置く場所は、すでにロープがある場所でもかまいません。そうしてロープ同士を重ねたとしても、結果的に問題と同じ形ができているのであればクリアとなります。

この問題だと、問題の形に対して六角形が多すぎる気もしますが、こうして重ねると……

正解になります。とにかく形として六角形は無視して、ロープがどんな形になっているのかということだけが重要です。
というわけで、問題の形にある直線よりロープの本数が多い時には、どこを重ねるとうまくいくのか考えないといけないということになります。

例えばこの問題だと、ひし形を横に貫く棒は、ロープの一部が重なっているのだと解釈しない限りは、絶対に同じ形を作ることはできません。

つまりこうすればいいということが分かります。実際にはこの問題は、初期状態ではもう少しランダムな配置にされていますので、早い段階でここに気づけるかどうかが早く解くコツということになりそうです。
配置してから、上手く入れ替える

例えばこの問題だと、問題の頂点が8個であり六角形も同じく8個なので、六角形をどこに配置したらよいのかすぐに分かりますよね。
こういう場合は、ロープの形を気にせず、とにかく六角形を正解の場所(この問題の場合は各四角形の頂点の位置)にすべて配置してしまうというのも手です。そのあと、六角形を適宜入れ替えることによって問題の形に近づけていきます。
このほうがどの組み合わせを試したのかが変わりやすくなるため、早く解くことができるようになるはずです。
終わりに
急かされることがなく、パズルゲームにしては非常にゆったりとあまり何も考えなくてもできる反面で、ルールが洗練されており、ロープを重ねたりある程度攻略の指針があるなどするため、よく考えなくてはいけない部分もある。
そこのギャップも面白いですし、個人によってもよく考えて解くのかどうかが分かれそうなところもかなり興味深いです。色々な人に解かせてみたいと思いました。
ただし、複雑な形の場合、一番最初に手がかりが全く見えてこないというのが難点かもしれません。また、目的がいつも一緒で単調であり、しばらく進めて詰まってくると少々飽きてしまうこともあります。
複雑なものをクリアする快感が欲しい方はぜひ。