前作「ひとりぼっち惑星」に次ぐどこか物悲しい世界、きかいはなぜ記憶をなくしながらもいえを守り続けるのか。
内容

いえの前にきかいがあり、周りには敵がいます。タイトルにもある通りこの家はからっぽなのですが、きかいは大切なこのいえを守っています。

敵をタップしてロックオンすると倒して部品を手に入れます。部品の数は右下に表示。

部品を集めると、きかいの記憶に1つずつアクセスできます。

記憶の内容はテキストで、ある少女の元にこのきかいがやってきたところから始まり、この家族とともに過ごしていきますが、やがて……
記憶を失う

この記憶を読むと、部品を使っていえを大きくすることができるのですが、

そのためには記憶容量が足りないと言われ、記憶を削除しなければなりません。

からっぽのいえを守るために、きかいはからっぽのいえの大事な記憶を失っていく……
前作との比較
前作「ひとりぼっち惑星」では、もともと用意された短いストーリーを読むだけではなく、ユーザーがテキストを送受信できるという遊びがありました。
これが現代版ボトルメールのようで、次にどんなものが送られてくるのか楽しみにできたり、Twitterで面白い話題からガチでシリアスな話題まで送られてきたものを共有して盛り上がるという、一種の社会現象のようになりました。

今作にはそのような要素はなく、同じような現象をまた起こすことはないのは少々残念かもしれません。ただし「ひとりぼっち惑星」の仕様のほうがそもそも特別なものだったのを忘れてはいけませんが。
画面を見ればわかる通り、雰囲気やストーリーの方向性は健在であって、これが好きなファンとしては満足できる内容です。