今週AppStoreにて無料化されている「Chameleon Run」。
キャラクターを走らせてゴールを目指すというありふれたランゲーム……のように見えますが、チャレンジの豊富さとコースの調整が秀逸で、平凡ではない完成度のゲームといえそうです。
目次
操作方法
走るのは自動で、2つの操作を駆使して進みます。

画面右をタップ=ジャンプ。

マリオなどと同様に長く押すほど高く、長く飛べます。

画面左をタップ=色の切り替え。キャラクターを黄色とピンクの2色に切り替えることができます。

なぜ切り替える必要があるかというと、自分と同じ色の足場以外に触れるとアウトになってしまうためです。黄色に触れたいなら黄色に、ピンクならピンクに切り替えておく必要があります。その他にもコースアウトするとアウトで、直ちに最初からリトライされます。


ジャンプ中に切り替えて着地する、というアクションをよく使います。

さらに進むと、空中で1回だけ使える「ダブルジャンプ」が必要になったり……

頭を天井にぶつけることで何度でも空中ジャンプが可能になる「ヘッドジャンプ」が必要になったりと、使うアクションが増えていくのでこれもゲームに多彩さを加えてくれます。
新しいアクションは毎回チュートリアルで丁寧に解説してくれるのですが、英語にしか対応していないようなので読めない方には最初は意味が分からなかった、なんて声も聞かれますが……。この記事を読めば遊び方はすべてわかると思うので参考にしてください。
遊び方
まずこのゲーム特有の面白さとして、1コースで5回楽しめることが挙げられるでしょう。同じコースを(事実上)5回異なる遊び方で走ることができます。

コースクリアの画面の下側に3つの円がありますが、これらが特殊なミッションのようなもので、順番にクリアしていきます。
これが3つの遊び方で、単に完走を目指したり、タイムアタックすることを含めれば5つの遊び方になるというわけです。
完走

特に条件はなく、とにかくゴールまで走ればコースクリア。
これのみの難易度はかなり低めで、ゲームに慣れたプレイヤーならば、後半のコースでわずかに死ぬのを除いて一発クリア可能な程度かも。特に簡単なコースだと、下記のマーブル集めも同時にクリアできます。
Collect all marbles (マーブルを集める)

コースに置いてあるマーブルを残さず集めるミッション。数は多いですが、正規ルートというべき場所に連続して置かれているためクセはないほう。
タイミングよく空中ジャンプしないと集められない、折り返しのある放物線など、微妙にいやらしい配置もあったり。
Collect all smoking crystals (煙のクリスタルを集める)

煙を吹いているクリスタルがコースに置かれています。これはあまり数は多くないものの、テクニカルな位置に存在し、難しめのアクションで寄り道しながら集めるという感覚で、また違った遊びになります。
Don’t switch color (色を切り替えない)

その名の通り、このゲームで重要であるはずの色切り替えをあえてしないで完走するミッション。
ただし、コースを初めてプレイした時に色を切り替えずにクリアできるわけではありません。このミッションがプレイできるようになったときに足場が追加され、色を切り替えなくても完走できるルートが出現します。
逆に言えば、かなり上下に激しくアップダウンするユニークなコース取りを強いられるということでもありますが、これも本来のコース攻略とは違った趣があって新鮮な気持ちでのプレイが可能。
タイムアタック

3つのミッションをクリアしたら、コース上にボードのアイテムが追加されます。これに触れるとかなり加速するので、これを活用して☆3がもらえるタイムを目指すわけです。

ボードに乗っているうちは、カミナリの形のスピードアップアイテムや、下記のギリギリで色切り替えのテクニックで得られたスピードが保存されていくので、どんどん早くなっていきます。それをうまく制御して、アウトにならず、減速せず、ゴールまで持っていけるのかがポイント。
このタイムはかなりシビアで、難しいコースだと100回やり直してようやくクリアということもありました。ただし死んだ時のやり直しは自動かつ待ち時間一切なしなので、繰り返しプレイが中断されることがなくどんどん没頭してしまいます。
タイムをクリアした後でも限界を目指すため、300回もプレイしてしまったなんてことも……。ハマりすぎですね。
タイムアタックに必要なテクニック
ギリギリで色切り替え
着地寸前にその色に切り替えるとわずかにスピードアップ。連続で成功させると、瞬間的にかなり速くなります。
さらに、同じ色が続くときでもこのテクニックは使えます。空中で一度切り替え、着地する寸前にもう一度切り替えて色を戻せばいいわけです。
できるだけ水平にジャンプ
ジャンプが放物線を描くと、それだけスピードのボーナス分が減ります。速く駆け抜けるなら上下運動は最小限にしたいところ。
ルートを見つける
一見障害物だらけのコースでも、減速せず駆け抜けられるコースが必ず用意されています。スムーズに走れるルートを探しましょう。
動画撮影も可能

このゲームはUnity(ゲームエンジン)製であり、Unityが提供する「Everyplay」という機能で特別な機材などなくても動画撮影が可能。

タイトル画面で設定をタップし、

「Replay Recording」にチェックを入れます。

するとクリア時にこの画像が出るようになるので、これをタップすると動画の共有が可能です。紹介した「タイムアタックのテクニック」をご覧いただくことも兼ね、私も動画を撮影してみました。

ちなみに「Face Cam」にチェックを入れると、内カメラで撮影したものが右上に表示。外国人はよくこういうスタイルで実況してたりしますけどね。
評価点
洗練されたグラフィック、豊富なチャレンジ、および録画機能も充実となると、単なるランゲームとは一線を画したクオリティと評価できます。これが無料となれば当然一度遊ぶ価値はあります。
しかしApp内課金は一切ないのですが、それで無料にして利益としては大丈夫なんでしょうか。まあ、リリースしてからずいぶん時間が経っているようではありますが。