iOSのTwitterアプリで、返信アイコン(リプライするときに押すやつ)が矢印の形から吹き出しの形に変わってました。しかし全員変わっているわけではないようで、それはどういうことなのかを解説します。
あと、新しいアイコンに変更しようとしている意味とか理由も考察してみました。
変更点

今までは返信アイコンは矢印の形でした。

iOSの公式アプリでは、筆者のアカウントだと吹き出しになっていました。……のですが、あまり騒がれていないのを不審に思い、ツイートを「返信 アイコン」や「リプ アイコン」で検索すると、案の定私のほかに1人しか気づいている人がいませんでした。
他の言葉でツイートする人ももちろんいるでしょうが、何百万というユーザーがいるTwitterにおいてこれは少なすぎると思うのが普通です。また、上で「iOSの公式アプリでは」と書いた通り、Webでは変わっていませんでした。

というわけで、自分の他のアカウントを同じ端末で見てみるとやっぱりまだ変わっていませんでした。すなわち変わったアカウントは一部であるといえます。
あー、これ先行テストかも……
先行テストとは?
以前、お気に入り(☆)がいいね(♡)に変わったということがありましたね。
これは突然変わったのではなく、一部のユーザーに先に導入され、その評判をテストされていたのです。その割に実際の全ユーザーへの導入時にすごい騒がれましたが

私の持っているアカウントのうち1つも、先にハートになっていました。これは公式アプリなのですが、今とは違って丸い形になっていることから、テスト段階のものであることがお分かりいただけるかと思います。
こういうのを勝手に先行テストと呼んでいますが、今回の返信の新しいアイコンもこれと同じなのではないか、ということです。
なお、最初にこの変更に気づいたのとは別のiOS端末ではまだ元のアイコンのままだったのですが、Twitterを最新の6.73.2にアップデートすると、やはり件のアカウントのみアイコンが変わりました。
このことから、端末の違いなどではなくアカウント自体がこの変更に関連付けられていることが確認できました。これは先行テストの特徴なので、さらに信頼度が高まったわけです。
……ただ、一部のユーザーだけ変わっていると当事者にとってみれば優越感があるような感じになり、そのせいで実際の良し悪しは判断できなくなってしまうという気もするので、このテストが本当に意味があるのかはよくわからないところですが……。
理由
なぜ変えようとしているのか、理由は調べましたがよく分かりません。必要性がよく分からない微妙な更新をするというのは、Twitterあるあるではあるんですけどね。

例えば、今までのアイコンの並びを見てみると、返信とRTがどちらも矢印で似ている感じがするため、差別化するために変更した……という説は考えられます。
私も自分で何かをデザインする際に、機能が違うアイコンのデザインがダブるというのは確かに気持ち悪いため、この説で合っているなら気持ちは分かるところです。が、だったらずいぶん長く使ってるな、矢印のアイコン……
また、それぞれの形のイメージを思い浮かべると、返信機能をどう使って欲しいのかが変わったということもあるかもしれません。
元々Twitterは一方的に発言するためだけのメディアでしたが、DMの機能拡張(既読システムをつけたり文字数制限を大幅に増やすなど)やモーメント機能などから、双方向性もあるSNSへと変化しつつあるのが分かります。
アイコンの形もこれを象徴しているのかもしれません。矢印だと一方的に発言するといった感じですが、吹き出しだとディスカッションするみたいな雰囲気ですからね。
余談
あとどうでもいいですが、どうしても浣腸の形に見えるのも問題。海外ではどうなのかは知りませんが。いや、私だけか……