Twitterのシャドウバン(Shadowban)は4種類!確認・対処方法を解説します

Shadowban(シャドウバン)という言葉を最近始めて聞きました。

Shadowは影で、banは禁止、といった意味合いなのでユーザーに知られづらい形でいつの間にか何かが禁止されているって感じであろうことは予想がつきますが、どういうものなのか詳しく知らなかったので調べました。

シャドウバンとは

シャドーバンとは、ソーシャルメディアの運営側が悪質なユーザーのアカウントの投稿をタイムライン等に表示させないように設定して(公の目に触れないようにして)半ばアカウント凍結(ban)に近い状態にする措置のことである。
シャドーバンとは何? Weblio辞書

一般的な定義を言えば、シャドウバンとは、一般にはあまり好ましくないような内容の投稿をしているユーザーを、こっそり公の目に触れにくいようにする対策のことです。もちろんそのような対策を行うのはSNSの運営側です。

さて、この「こっそり」っていうのがポイントです。

通常のBAN(Twitterでいえば凍結に相当する)をされれば、された本人もフォロワーも気づきます。しかしシャドウバンは確かめようとしない限り気づく機会がほとんどないです。これがいやらしいところです。

どうして気づきにくいのか、それはシャドウバンされるとどのようなことが起こるのかを知るとわかります。

Twitterでシャドウバンされると……

Twitterでシャドウバンされた人のツイートは、ツイート検索で引っかからなくなります(後述しますが、いくつか条件はあります)。

つまり誰かが何か興味あるワードで検索をかけて、趣味の合う人を探そうとしているようなときに、シャドウバンされている人は見つけてもらえない可能性が出てくるわけです。

ちなみに、シャドウバンされている本人やそのフォロワーが検索した場合はちゃんとその本人のツイートは表示されますので、「あれ?自分のツイートが検索で表示されないぞ?」とか「あのフォロワーが検索で出ないな」ってなることがないです。その本人と全く関係ない人が検索したときに表示されないわけであって、最初からその人の存在に気づかないわけですから。

ということで誰も違和感を指摘できる人がいないので、さっぱり気づかれない……。

気づかないうちに自分のツイートが他人に見られるチャンスが減っているというわけです。

参考
この他人に見られるチャンスが減るというのは、インプレッションが急に減るという形で現れます。インプレッションの確認方法についてはこちらの記事をご覧ください。

ツイートアクティビティを確認してインプレッションを改善する方法

2015年10月22日

もちろん個人用にSNSを使っているだけというのであれば、部外者に見つけられることがないというのは全く問題にはなりませんが、趣味を多くの人に広めたい方とか、企業のアカウントなどにとってシャドウバンは目に見えにくい脅威になりうるということです。

しかし、簡単にシャドウバンされているかどうか調べる方法はあります。

シャドウバンされてるかどうか調べる

Twitter Shadowban Test
Are you shadowbanned on Twitter?

こちらのサイト(shadowban.eu)にアクセスして、調べたいIDを入れて「CHECK」を押すだけです。

このサイトでは、以下の4つのタイプのシャドウバンが設定されているかどうかを調べることができます。それぞれ、

  • どのように規制されるのか
  • どのような場合になるのか
  • そして、どうすれば解除されるのか

が異なります。詳しく見ていきましょう。

注意
当然、このようなシャドウバンの種類や判定方法などをTwitterが直接教えてくれるわけではありません。教えたら抜け道を突いて回避するユーザーが出てきますよね。ですから、これらの説明はshadowban.euに書かれていたものの翻訳や、その他参考にした情報源から書いています。

個人的には正しいと思っていますが、確実にそうとは言い切れないので、参考程度にしていただければと思います。

シャドウバンの種類

Search Suggestion Ban

これは訳すなら検索候補からのBANというようなものです。

shadowban.euによれば、このシャドウバンを食らっている人がログアウト中に、誰か(フォロワー以外)から検索されても候補に表示されなくなるというものです。どうやらスパム的な投稿やエロ系の投稿など、不特定多数に対してあまり好ましくない行動をしているユーザーをやんわり隔離するためのものらしいです。

しかし条件があり、検索する人がシャドウバンを食らっている人と「つながりが強ければ」候補に表示されるかもしれないとのこと。つまり共通のフォロワーが多いとか、共通の話題をしているような人からは見つけてもらいやすいかもしれないとのことです。

さらにログアウト中に効果があるシャドウバンということなので、常に1つのアカウントしか使っていないような場合であれば特に問題にはならないと思います。

自分がログイン中には効果がなく、ログアウト中であっても自分とつながりが強いユーザーには効果がない……と、非常に限定的なものであってそれほど重い措置ではないように見えます。

では何を規制したくてこのようなシャドウバンを用意しているかというと、これは私の推測ですが、複数のアカウントでスパム的な投稿を繰り返すような人を検索から弾くことを目的としているのではないかなと。

通常の使い方をしている分には、食らってもあまり憂慮する必要はなさそうです。ただし解除する方法に関する情報がさっぱりないのですが……。

Search Ban

これは検索からのBANということになります。

その字面の通り、Twitterの検索に一切引っかからなくなります。検索する人がクオリティフィルターをONにしようがOFFにしようが、センシティブな内容を表示していようがいまいが、一切関係ありません。

おそらく自分とフォロワーを除いて、誰が検索しても自分のツイートは表示されなくなる……という非常に重いBANです。もちろんこの検索にはハッシュタグを検索した場合も含みます

Twitterでシャドーバン(ShadowBan)されているか確認する方法って知ってます?ぼく知ってる
ある日突然Twitterのインプレッションが激減した。イイネがなくなった。リツイートもなくなった。 もしかしたらそれは、あなたのツイッターアカウントがシャドーバンをお見舞いされたのかもしれません。 Twitterのシャドーバンとは シャドー(影)のバン(停止措置)という文字通りコッソリ行われるアカウント停止のことです。 Twitterにログインできるし普通につぶやくこともできます。 一見正常に使えているように見えるのですが、実は裏でものすごいペナルティを受けています。 投稿したツイートが、自分以外の誰にも表示されなくなってしまうのです。 シャドーバンの原因 宣伝のためのスパム投稿やヘイトツイートなどはもちろんですが、定型文による投稿もペナルティの対象になるようです。 こう見えて実際僕もこのようなトレード速報ツイートでシャドーバンを受けています😅 🇦🇺#トレード速報🇯🇵 通貨ペア : AUDJPY(豪ドル円) 売買 : 買 取引 : IFD決済(指値) 約定価格 : 77.900#AUDJPY pic.twitter.com/McXrvdTDlz — ThunderStrom⚡人は、ひと月5万円でどこまで文化的で洗練された人生を送ることができるのか (@thunderstorm011) 2019年2月7日 それ以来、定型文はやめて文章でツイートするようにしています。 シャドーバンの確認方法 こちらのサイトから確認できます。

この記事によると、どうやらbotのような定型文のようなツイートを定期的に行っていたとのこと。トレードの成果を箇条書きっぽく普段からツイートしていたのが原因かもしれないということでした。

そうなると常に情報を発信して交流しようとしているユーザーにとってはインプレッションが得られなくなり、死活問題ともいえそうです。

しかし、shadowban.euによれば、実はこのBANは特に活発なユーザーに対して一時的・限定的に行われるものだということです。実際上記の記事でも、3日程度ツイートせずに放置していたらいつの間にか直っていたとのことで、決して恒久的なものではないので、食らっても慌てずにしばらく待ってみたほうがいいかもしれません。

Thread Ban

これは会話からのBANです。

誰かにリプライした際に、そのスレッドが他人から一切見えなくなるという非常に重いBANです。

人気のツイートを見ると、このように「返信をさらに表示」となっていて特定のユーザーのツイートが隠されているということがあります。

私は当初これのことかと思ったのですが、shadowban.euの説明には「完全に隔離されて見えなくなる」とあります。つまり隠されるどころではなく元々存在しないようにするということかもしれません。本当はどちらなのかは今のところ分かりません。

なお、リプライしたスレッドは見えなくなりますが、リプライした人への通知は問題なく表示されるものと思われます。シャドウバンの性質から考えて、シャドウバンされたユーザーにされたことを気づかせてはいけないはずですので。

shadowban.euによれば、こちらもSearch Banと同様に特に活発なユーザーに対する一時的な措置とのこと。大量に誰かのツイートにリプライをぶら下げて売名するとか、そういう明らかにスパムめいた行動をすると一時的にそのようなリプライは世間には見えないようになる、ということです。

QFD

これはクオリティフィルターがONになっている検索からのBANです。

通知にもクオリティフィルターというのがありますが、それとは別に検索する際のオプションにもクオリティフィルターがあります。これをONにしているとき、このQFDを食らっているユーザーのツイートは表示されなくなります。

shadowban.euによれば、QFDを食らっているアカウントとよくやり取りをしていると、同じくQFDとなるらしいです。

また、QFDを食らっていないフォロワーをたくさん集めることによってQFDを解除することができたという報告が少なくとも30件あったとのことです。

以上のことから、公序良俗的に好ましくないユーザーをマークしておき、それに近いユーザーは同じくマークする、離れていったユーザーはマークを解除する……というようなアルゴリズムであろうことが推測できます。shadowban.euによれば、このことは「ユーザー同士を関連付けすること」がTwitterのシャドウバンの重要なメカニズムであるということへの強いヒントであるとのこと。

シャドウバンに対する考察

Twitterのシャドウバンは大きく分けて2種類かも?

以上、少なくとも4種類のシャドウバンが存在しますが、それぞれを調べていくことによって分かったことがあります。

Twitterのシャドウバンは、その性質で大きく分けると2種類あるのではないかと。

すなわち、Twitterの運営側が「こういう行動をしているアカウントに対してシャドウバンしよう」という指針が大別すると2つなのかもしれない。どういうことかというと……

  • Search Ban
  • Thread Ban

以上2つのシャドウバンは、説明にも書きましたが重い措置である反面、数日間で自動的に解除される可能性が高いとのことでした。

つまり「急激に大量の、スパムと判断されるような投稿をしたユーザーを一時的に規制する」というのが運営のやりたいことの1つであることが予想できます。

一方、

  • Search Suggestion Ban
  • QFD

以上2つのシャドウバンは、共通点が少ないユーザーであったり、クオリティフィルターをONにしていたりと、特定の条件に当てはまるユーザーから見えなくなるタイプのシャドウバンで、他の2つと比べれば比較的軽いものでした。

しかし、ただ時間が経てば解除されるというものではありませんでしたね。

すなわち長期的に、ユーザーの棲み分けをさせることが目的のシャドウバンであるといえそうであって、単にユーザーに対してデメリットであるというだけでなく、趣味嗜好が合わないユーザー同士を遠ざけるというようなプラスの面もあるのではないかという印象です。

シャドウバンを避けるには

以上のことから、避けるべきシャドウバンは自分にとってデメリットしかない「重い措置」のほうのシャドウバンであることがわかると思います。

しかしこちらはスパム的な投稿をしないなど、従来から考えられている凍結をされないような立ち回りでそもそも対処できるので、シャドウバンを避けるために特別な意識が必要というわけではなさそうです。

新しくわかったことは、凍結まで行かなくてもその前段階としてシャドウバンによって秘密裏にアカウントが規制されているのかも……ということです。

Twitter Shadowban Test
Are you shadowbanned on Twitter?

もう一度リンクを貼りますが、こちらのサイトで一度確かめてみて、「Search Ban」あるいは「Thread Ban」に引っかかっている場合は、行動を見直して一度おとなしくしていなければ凍結の危険があるといえると思われます。

まとめ

私はシャドウバンについて調べる以前は、ユーザーが気づかない形でこっそりと規制を行うなんてけしからんと思っていました。

しかし調べていくにつれてシャドウバンは2種類に大別されることがわかりました。

そしてそのうち一方の「重い措置」のほうは凍結の前段階ともいえるべきもので、迷惑と判断されたユーザーに対して行われる当たり前のようなものであり、「軽い措置」のほうはむしろ趣味嗜好の合わないユーザー同士を遠ざける、ユーザーフレンドリーなものかもしれない……ということもわかりました。

以上のことからシャドウバンに対する特別な配慮といったものは必要なく、普段からやっているように凍結されそうな言動を慎めばいいし、もしもインプレッションが激減するようなことがあっておかしいな、と思ったら改めて対処することが必要ではないかなと思います。

以上、Twitterのシャドウバンに関してお役に立てれば幸いです。

4 件のコメント

  • シャドウバンについてこのようなまとめを上げてくれた事には、この問題を理解し対応する手段を考えさせていただき、大変感謝しております。ただあなた様の最後のまとめにある、軽い措置の方であるサジェストバンを喰らうと、Twitter側からは解除方法も示されてない上に趣味嗜好が合わないかどうか分からない相手にすら、ましてやその性癖などとは無関係の全ての発言まで遮られてしまう事に、あなた様がTwitter社への忖度なのかどうか分かりませんが、どこがユーザーフレンドリーだと思うのか理解出来ません。

    • ご覧いただきありがとうございます。

      忖度などは一切考えていません。しかしサービスの運営上、明らかにユーザーの反発があると考えられる施策をただで行うはずがなく、何かしらのメリットがあると考えたうえで第三者的観点から良い点・悪い点両方書くようにしています。

      センシティブな内容に関してはシャドウバン云々以前に人間からの攻撃を受ける可能性もあります。そういった攻撃を避けるために、本来はユーザー側から進んで、そのような発言とそれ以外の発言をするためのアカウントを分けることを考えるべきだと思います。住み分けができていないことによって攻撃を受けることはユーザー自身の落ち度でもあります。それができていないユーザーに対してシステム側で勝手に住み分けを作るのはそれほど悪いことではないと思いました。

      とはいえユーザーフレンドリーは書きすぎかもしれませんでした。シャドウバンに対して何も知識がない人に対しては何らフレンドリーではありませんので、そういった人々への周知は今後Twitter側としても行うべきことです。

      またTwitterが目指しているであろう「真に攻撃的・差別的な発言のみブロックする」ことはAIの改善など企業努力が必要になる部分です。私はプログラマーでもありますので、まだまだ発展途上でありそれが難解であることは今のところは理解すべきことだと思っています。

  • フォローしているユーザーであっても検索から除外されてしまう現象が(昔から)多発していますがこれもShadowBanなのでしょうか?
    原因や理由、対策や解除法が一切わからず不便しているのですが、調べてもらえないでしょうか

    • フォローしているユーザーがShadowbanされていても基本的には見えるはずです。自分のクオリティフィルターの設定によって除外されているかもしれませんし、またShadowbanとは別の原因で検索から除外される場合もあるようです(自己紹介が設定されていないアカウントのツイート、登録したメールアドレスが間違っているアカウントのツイート、古すぎるツイートなど)。

      この辺りはアカウントごとに状況が違うので、私では決定的なことは言えません。

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