なぜかバーチャルYouTuberが受けやすいらしい?Twitterのシャドウバンについて考察

以前、Twitterのシャドウバンに関する記事を書いたのですが、これが結構な反響をいただいています。

Twitterのシャドウバン(Shadowban)は3種類!確認・対処方法を解説します

2019年3月2日

いただいたコメントなどから、さらに調査が必要であると感じたので最近新たに調べていたのですが、なぜかバーチャルYouTuber(以下VTuber)がシャドウバンの1つである「Search Suggestion Ban」を受けやすいことがわかりました。

この記事では、

  • シャドウバンとは何か?
  • なぜVTuberが受けやすいのか?
  • 考えられる解除方法は?
  • そもそも解除する必要はあるのか?

といったことを中心に書いていこうと思います。

ちなみに、VTuberがシャドウバンを受けやすいという事実は考察の1つのカギとして使っているだけなので、一般の方にも参考になる記事になっているはずです。

注意
この記事は独自の考察を多く含み、内容が正確であることは保証しませんのでご注意ください。これはシャドウバンの詳しい仕様などはTwitterから明かされない(明かせば抜け道を突くユーザーが出てくるので、秘密にするのは当然のことです)ので真偽を確かめる方法に乏しいためです。参考程度にしてください。

そもそもシャドウバンとは何か?

ざっくり言うと
SNSにおいて、一般にはあまり好ましくない内容の投稿をしているユーザーを、こっそりと公の目に触れにくいようにする対策

のことです。

普通のBAN(Twitterだと「凍結」と呼ぶことが多いですね)はアカウントにログインできなくなり、過去の投稿も見られなくなるので、本人も周囲の人も気づきます。

しかしシャドウバンは、「こっそりと」規制が行われるので、なかなか気づきにくいです。

Twitterの場合では、上記のようなことが起こります。シャドウバンの種類によって、少し状況は異なる場合がありますが、だいたいこんなイメージを持ってください。

シャドウバンされた本人と本人のフォロワー、すなわち「本人を元々知っている人」には、シャドウバンの効果は発揮されません

シャドウバンは、それ以外の「本人を元々知らない人」に対して効果があります

この人はシャドウバンされた本人の存在を知らないわけですから、当然「実は見られないツイートがある」なんて気づきませんよね。

シャドウバンの調べ方

やはり、自分のアカウントがシャドウバンされているのか気になると思います。

Twitter Shadowban Test
Are you shadowbanned on Twitter?

こちらにアクセスして、調べたいIDを入れて「CHECK」を押すだけで調べることができます。

参考
shadowban.euにはTwitterでログインする必要はなく、他人のアカウントでも調べることができます。

shadowban.euでは、3つのタイプのシャドウバンが設定されているかどうかを調べることができますが、今回の記事で関係があるのはSearch Suggestion Banだけです。

他の2つのシャドウバンは、短期間で怪しい挙動をしたユーザーに対する特に重い措置になります。これも含めて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

Search Suggestion Banに引っかかっていると、このように赤い表示になります。

以下、この「Search Suggestion Ban」のことを「シャドウバン」と書きます。

シャドウバンの効果

シャドウバンを食らっていると、少なくともログアウト中のユーザーから検索された場合に表示されなくなることが検証で分かっています。

例えば上の画像のように、あるアカウントがこのシャドウバンを食らっているとします。

そして、このアカウントがこのようなツイートをしているとします。

ここで、このツイートに含まれている語句「新しいカメラ」を検索すれば、検索結果にこのツイートが表示されるはずですよね。これは当たり前ですね。

ところが、ログインしていないブラウザからこの語句を検索しても、このアカウントのツイートは表示されません!

これがシャドウバンの効果です。

でも、ログアウトしたままTwitterを見ている人なんてそんなにいないんじゃないかな?あまり影響があるとは思えないんだけど……。

ところが、どうやらそうでもないらしいのです。上で紹介したシャドウバンを調べるサイトには詳しい解説があるのですが、こんなことも書いてあります。

While an account may be suggested to users you are strongly tied to, it may not be shown to others.

– あなたと強い結びつきがある(※訳注:共通のフォロワーが多い等)ユーザーにアカウントがサジェストされているかもしれない間は、それ以外には表示されなくなるかもしれない。

ということは、

  • ログアウト中のユーザーが検索しても表示されない

という検証で分かっていることとは別に、

  • ログイン中のユーザーであっても、シャドウバンを受けている本人との結びつきが弱い人には表示されなくなるかもしれない

という可能性もあることになります。

※「ログイン中の」なんてどこにも書いてませんが、「結びつきが強いかどうか」を判定するには双方のアカウントが存在していなければならないので、ログイン中の話であることは明白です。

なぜVTuberが受けやすいのか?

それについては、シャドウバンの原因を知ればなんとなくわかるかもしれません。

スパムと誤認されがちだから

シャドウバンは、スパムやエロ系の投稿が多いと受けやすいです。

スパム系の投稿といっても、賢明な読者各位におかれてはそんなことはわざとしていないはずなので、Twitterに誤って判断されているということになります。

ツイッターのシャドウバンの話 – 混沌じょのいこ。
昨今のツイッターはスパム対策に力を入れていて、一時期に比べると検索ノイズとなるスパムアカウントの表示がぐっと減りました。 それは非常にありがたいことなのですが、スパムでも何でもない一般のアカウントがAIにスパムとみなされて、知らないうちに検索から除外されていることがあります。 これがシャドウバンと呼ばれるものです。シャドウバンは「凍結」ではないので普通にツイートもできるしフォロワーのTLにも表示されるため、あえて調べなければ気がつきません。 私の場合はツイートに #氷艶 タグを使って、それを検索しても自分のツイートが全く出てこない、ということが今月に入ってから複数回あって気がつきました。 ↓こ…

このあたりに関しては上記の記事が詳しいです。これによると、

  • 同じような書式の複数ツイート
  • 画像やURL付きのツイート
  • ハッシュタグ付きのツイート

これらが多くて、なおかつそれらのツイートのインプレッション(閲覧数)が多いと、スパムであると誤認されやすいようです。

なるほど確かに、定型文を連投するのはbotであると思われそうですし、画像やURLばかりツイートしているとアフィリエイトっぽくなります。ハッシュタグ付きのツイートは、人気のハッシュタグに便乗してインプレッションを稼ぎ、全く関係のないURLに誘導するスパムが多いことから監視対象になるのでしょう。

ところで、こういったツイートはVTuberがやりがちではないでしょうか。

配信など行っていれば、YouTubeのツイートボタンを使用して毎回同じような文でツイートしがちです。画像やURLつきのツイートも同様ですよね。

しかもVTuberであるというだけで、インプレッションが多くなることがよくあると思います。

といってもフォロワーが多ければそれだけインプレッションは多いはずですので、単純に数が多いだけでスパムとして誤認されるのではないはずで、フォロワー数に対してインプレッションが多すぎるのが問題かもしれません。

VTuber関連のタグはとりあえず頻繁にチェックする、という人が多いでしょうから、そういう状況になりやすいのは分かると思います。

参考
ツイートのインプレッションの確認方法についてはこちらの記事をご覧ください。インプレッション数がフォロワー数を超えてくると、さすがに「多い」と判断されるでしょう。

ツイートアクティビティを確認してインプレッションを改善する方法

2015年10月22日

結びつきが強いユーザーに対してサジェストされがちだから(?)

さらにVTuberがシャドウバンを受けやすい原因として考えられることがもう1つあります。

あなたと強い結びつきがある(※訳注:共通のフォロワーが多い等)ユーザーにアカウントがサジェストされているかもしれない間は、それ以外には表示されなくなるかもしれない

と書きました。

“サジェストされる”ってなんだよって感じですが、このシャドウバンの名前が「Search Suggestion Ban」であることから考えると、検索に表示されやすくなるといったところでしょうか。

さてVTuberといえば相互フォローしていくことが多く、その界隈での共通の話題での結びつきは、一般ユーザー同士のそれとは比べ物にならないくらい強いものがあります。

ですからVTuberは、VTuberに強い関心がある(VTuberを多くフォローしている)ユーザーに対して「サジェスト」されやすくなり、そうなるとそれ以外の関心がないユーザーには表示されなくなるのではないかと推察されます。

この状況になれば、前述のスパム系の投稿をしているからという原因とはそもそも関係なく、シャドウバン扱いになってしまうのだと思います。

考えられる解除方法は?

解除する方法があるのかどうかは気になるところだと思います。

まず「数日間ツイートを控えてみる」というのはよく言われている方法で、実践しているVTuberは多いようですが、あまり効果を上げているようには思えません。

というのもツイートを控えたことにより「スパム的な投稿をしていると誤判定されている」というほうの原因は潰せているかもしれませんが、「結びつきの強さ」に関する原因には無関係だからです。

じゃあフォローを整理するか……といってもこれはどう考えても不可能ですよね?

つまり、現実的な解除方法はないと私は思います。現時点では。

そもそも解除する必要ないと思う

で、そもそも解除したいと思う必要はあるのでしょうか。

Twitterのシャドウバンはある意味「ゾーニング」としても機能している面があります。つまり「見たい人に見せて、見たくない人には見せない」ということです。

シャドウバンはスパムやエロ系の投稿が多いと受けやすいと書きましたが、実際、成年向けの絵を投稿している絵師のアカウントを調べてみると、ほぼ確実に引っかかっています

参考
「18歳未満」でユーザーを検索(18歳未満の方のフォローはご遠慮ください、みたいなことを書いているアカウントが出てくる)して片っ端から前述のシャドウバンを調べるサイトに突っ込みましたが、マジで100%引っかかってました。同じことをお試しいただければわかると思います。

なぜシャドウバンする必要があるのかというと、当然ログアウト中のユーザーやエロい絵に関心がないユーザーなどには見せないほうがいいからに決まってますよね。

そういったユーザーにも見えるようになっていると、クソリプが飛んできたりとか、無用なトラブルが起きかねません。

つまりシャドウバンはある意味ユーザー同士の壁としても機能している面があります

VTuberの皆さんはそれほどセンシティブな内容とは関わりがないとは思いますが、興味がない人の検索にも頻繁にヒットするようなことがあれば、同じように変なトラブルに巻き込まれるようなこともないとは言い切れません。

つまりシャドウバンされているということは、あなた自身のためでもあります。

個人的な考え
そもそも文字情報であることが多い「ツイート」は自分に興味がある人に主に見られるものであるので、これが興味がない人に表示されなくても大した問題ではないのではないでしょうか。興味がない人に興味を持ってもらうことも活動の方向性としては重要ですが、それは実際の動画を見てもらうなどTwitter以外での行動の重要性が高いのだと私は思います。

BANという名称が悪い

運営側の都合による規制であるのでそう呼ばれているのでしょうが、そもそも「BAN」という名称が悪いと思います。

なんだか「ユーザー側が悪いことをしている」ような印象があります。

Search Suggestion Banを食らっているからといってあなたは「してはいけないことをした」わけではありません。ダメなら普通に凍結されているはずです。

「BAN」という名称を突き付けられたから、「とにかく解除したい」という心理が働きがちなのでしょうが、実際の挙動が分かっていくにつれて、実はそうでもないかもと思っていただければと思います。

注意
ただし、これはSearch Suggestion Banに関するお話。それ以外の2種類に関してはスタンスがまた異なるようで、こちらは迷惑行為まがいのことをしたユーザーを短期間隔離するみたいな感じですので、また異なります。このへんの話はこちらの記事に詳しく書いてあります。

Twitterのシャドウバン(Shadowban)は3種類!確認・対処方法を解説します

2019年3月2日

まとめ

この記事でシャドウバンに関する知識を深めていただけたのではないかと思います。

「結びつきが強いユーザーに対してサジェストされがち」というのは、裏を返せば「あなたのアカウントは非常に個性が強く、同じような趣味を持つ人々の間で生きているぞ」ということでもあります。

そういうふうに解釈して、シャドウバンもデメリットばかりではないという事実も含めて考えれば、焦って解除しようとしなくてもいいと私は考えているのですが、いかがでしょうか。

よいTwitterライフを!

2 件のコメント

  • 初めまして。私はTwitterでリツイートするだけで懸賞応募になるという使い方をしてBANが3個ともにされています。少し止めてみたら2と3つ目のBANは直っていましたが、またリツイートして懸賞応募するとすぐに全部BANされてしまいます。BANされたままだと懸賞が当たらなくなった気がするし、何故かリツイートしたはずのツイートからリツイートが外れることが多いです。懸賞応募してる方の中にはTwitterサポートに英語でBANを外して下さい。とお願いして暫くするとBANが外され、リツイートし始めるとまたBANされるという繰り返しらしいです。何か対策方法がありそうでしたら教えて頂けたら有難いのですが。長々とすみません。

    • コメントありがとうございます。

      懸賞応募用のアカウントでほぼリツイートだけをされているような場合、つまり自分のツイートに対してリツイートが非常に多いユーザーはシャドウバンされやすい可能性があります。記事中にもありますが「スパムっぽい行動」を取ることがシャドウバンの原因になりますので。

      具体的な対策としては、リツイートした内容に関して自分で感想を書くなどしてみると、自分のツイートに対するリツイート数が相対的に減少するためシャドウバンされにくくなるかもしれません。

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