こんにちは。このブログ、サーバーを有料版にしたので早くなったし、デザイン変えました。
さて。海外の音ゲーと言えば、やはり台湾企業であるRayark社のCytusやらDeemoやらを語らないと始まらないのですが、そこでは様々な国のアーティストが一堂に会したのが印象的でした。そこからの動きのようにも十分思えますが、今回言いたいことは、中国製の音ゲーが今じわじわ来ているということ。
どのようなものか、まず2つ紹介していきましょう。そして、日本ヤバいんじゃないかということも言いたい。
目次
Dynamix
BGAつき、オプション充実の高難度なゲーム

Dynamixは、無料でダウンロードできるゲームです。プレミアムバージョンを購入すると機能が増加しますが、まずは一度遊んでみるとよいでしょう。内容は、タップ、ドラッグ、ホールドという基本的なノーツをたたいていく音ゲーなのですが、もっとも変わっているのが…

下だけでなく、左右に落ちる変態がいるということ。
見えねえだろ!と思われるかもしれませんが、出現する少し前に画面が点滅することによって教えてくれますし、あくまでも下方向がメインなので、慣れればまあ大丈夫でしょうか。というのは特徴であって特長ではないのですが、特筆すべきなのは…
BGAあります
なんとBGAつきであるということです!バックグラウンドが動くわ動くわ(設定で止めることもできます)
iOSでここまでリッチな音ゲーってありましたっけ。
オプション

オプションも充実しており、ノーツに加速度がつくやつとか、幅が狭くなるやつ、体力ゲージがつくなどの縛りプレイと、確認のために使えるオートモードがあります。(ただしプレミアムバージョンを購入してから利用可能)
高難度
高難度です。初見でHard的な難易度をやるのがポリシー(?)なのですが、3回くらいやってやっと90万点にいくかどうか。最高であるPerfect判定はそれほど厳しいわけではありませんが、100万(満点)に乗せるのは難しいかもしれません。何より、左右は見えることは見えるのですが、下とのデニムを作っているときなどは混乱してしまいます。覚えるところだけ覚えればいけるかもしれませんが。
しかも、レベル20を超えて解放されるモードにフルボッコにされることができます。
課金
課金についてですが、少々わかりにくく失敗…

プレミアムバージョン(曲がさらに取得できるようになり、広告表示が消える)を買うには、ゲーム内通貨の「bit」が300必要で、300bitまとめ買いは$3.99(現在は480円)なのですが、他のアイテムも買うこともあるかと思い、600bit(960円)を購入してしまいました。これが問題なんですよね。

「キャラクター」は黒くつぶされており準備中のようで、経験値2倍はまさかの20分間限定という。しかも曲はbitを経由せず直接残高から引く仕様。うーん、今後のアップデートで使い道ができればいいのですが、ここら辺の説明をしてほしいですね。
読めるから問題を見過ごしてましたが、ストア内のアイテムの説明だけ英語ですし…ここだけ改善してもらえれば何も言うことないです。
ダウンロード
MUSYNC
曲に合わせてスキンも変わる音ゲー

もうひとつ紹介したいと思います。MUSYNCは、240円という有料での提供。インディーズゲームです。
これはさらにオーソドックスで、タップ、スライド、ホールドのノーツを押していくのみとなっていますが、これの特筆すべき点としては、曲の世界観を最大限に生かしているというところでしょう。
曲に合わせて、数種類あるスキンが適用されています。

ポップな曲にはかわいいスキン、

荘厳な曲にはこのように神妙なスキン。

また、このスキンの場合、譜面に合わせてレーンが左右に揺れます。全く新しいですね。全く新しいんですよ。信じてくれ。
曲のバリエーションが。
とはいえ、曲のバリエーションがまだ少なく、無料分ではあまり有名なアーティストもいないというのが現状です。追加課金により曲を購入することもできますが、1曲100円程度と少々高く、また永久無料になるチケットが3,400円で売られているので、買い渋りが起きてしまいそうです。
アプリ本体の価格による収入で、今後曲を揃えていければ、満足できるボリュームになるはずですし、高い期待を持っています。
個人的に驚いた

どうでもいいですが、個人的に驚いたのが、数日前から見つけて聴いてたHaloweakの “Confession” が収録されていたということ。あれっ?みたいな不思議な感覚に陥りました。
ダウンロード
日本がヤバい
というように、かなりハイクオリティなゲームが海外からも出そろってきているので、一つ言えることは「日本がヤバい」ということ。上に挙げた2つのゲームはいずれも日本語にローカライズされており、さらに、モバイルに対してはアーケード版の移植程度しかしてこなかった日本企業にとって、そこで本気を出されるということは1つの市場を巻き返されるということになりかねません。
といっても、私はよいゲームが遊べればいいのでどうでもいいのですが、ここまで日本の音ゲーが築き上げてきたものを活かすためにも、日本企業は収益を得るためのモデルを考え直さなければいけないところに立たされています。