Twitterには、自分のツイートがどれほどの影響力を持っているのか調べるため、自動的に統計を取ってくれる機能があります。これをツイートアクティビティと言います。
Twitterを活用して自分の活動や商品などを広めたい、と思っている人にはツイートアクティビティはもちろん有用ですが、そうでなくても「どんなツイートで盛り上がったかを見返す」という使い方もできるので、誰にでもおすすめできる機能です。
目次
ツイートアクティビティを見よう
早速、ツイートアクティビティを見てみましょう。ツイートアクティビティは、各ツイートごとにカウントされていくデータです。よって、まずは自分の行ったツイートをいずれか1つ表示する必要があります。
なお、Web か、iOSまたはAndroidの公式クライアント(アプリ)を使ってください。非公式アプリでは基本的に対応していません。

自分のツイートの下に表示される、棒グラフのマークを押せば見ることができます。iOSまたはAndroidの公式クライアントならこちらをタップ。

Webなら、こちらをクリックしてください。
しかし、この棒グラフのマークは場合によっては表示されていないことがあります。それはなぜなのか、どうすればいいのかをご紹介します。
表示されていない場合
初期設定では、どうやらツイートアクティビティは表示できないようになっているようなのです。おそらく、この情報が必要なユーザーにだけ開放するという仕組みなのだと思います。統計なんて見ようとは思わない、というユーザーに対して提供しても意味がないわけですから。
とはいえ、ご安心を。手動で見られるようにする方法があります。
ツイートアクティビティを常に見られるようにする
まずはツイートアクティビティを見たいアカウントで、Twitterにログインしておきます。

その後、https://analytics.twitter.comにアクセスします。これでリクエストが完了しているようなので、あとは反映されるまで待てば完了です(私の場合は2時間ほどでした)。
これだけです。一度上記のURLにアクセスしなければならないのは、使用するかどうかの意思確認みたいなものだと思います。
Twitterアナリティクスの活用
なお、今アクセスしたhttps://analytics.twitter.com はツイートごとの統計だけではなく、自分のアカウント自体の動向を見ることができます。

例えばフォロワー数や自分に対する@ツイート(リプライ)といった、外部とどれだけ活発にやり取りがあるか、つまりどれほど注目されたかということが数字で分かります。
また、月ごとに最もインプレッション(後述)があったツイートも紹介してくれます。これによって、どのようなツイートが関心を引き、より効果的であるのかが分かりますよ。
ツイートアクティビティの項目

さて、ツイートアクティビティの話に戻ります。上の手順を済ませれば、今度こそグラフのアイコンが表示されているはずですので、クリックまたはタップしてみましょう。

すると、まず「インプレッション」「エンゲージメント」とのあまり聞き慣れない言葉が出てきます。それぞれの意味を見ていきましょう。
インプレッション

インプレッションとは、他のユーザーの画面にツイートが表示された回数です。この数字が大きいほど、多くの人が見ている可能性が高いということになります。もちろんフォロワーが多い人ほど増えます。
ただし、どれだけの人間が内容を把握したのか、ということは分かりません。タイムライン上で内容を熟読してくれた人もいると思いますが、タイムライン上を流されただけで読まれなかった、という場合もあります。
ですから、インプレッションとはツイートが届く範囲がどのくらいかということが分かる数字だといえます。しかし、実際にどれほどのユーザーに直接影響を与えているのか、ということはあまり分かりません。こちらは後述の「エンゲージメント」の役割になります。
フォロワーがいないのに増えた?
フォロワーが全くいないのに、なぜかインプレッションが増えるという場合があります。それはなぜかというと、タイムラインではなくツイートの検索結果として表示されてもカウントされるからです。
特にトレンドに上がっているようなキーワードを含むツイートをしたときなどは、そのキーワードを検索して見ている人は常にいるはずなので、確実にインプレッションは増えます。とにかく、どんな方法でも見られればインプレッションが+1されるというわけです。
エンゲージメント

エンゲージメントは、そのツイートに対して誰かが何らかの行動をした回数です。行動とは、例えば
- リツイートする
- いいねをする
- ツイート内のリンクをクリックする
……など、いろいろな内容があり、その合計数が「エンゲージメント総数」として表示される数になります。インプレッションとは違って、具体的な行動を実際に起こされた回数なので、この数字が増えれば確実に影響力が増したと言うことができます。

それぞれの行動別の回数も見ることができます。Webだと最初から表示されていますが、モバイルだと「すべてのエンゲージメントを表示」をタップする必要があります。

すると、このように表示されます。それぞれの意味を簡単に説明します。
メディアのエンゲージメント
添付したメディアが再生された回数です。画像がクリックして大きく表示されたり、動画が再生されたりした場合にカウントされます。
詳細のクリック数
ツイートがクリックされることによって、ポップアップ(スマホならツイート個別の画面を表示)された回数です。
リツイート / いいね / 返信
そのままの意味。タイムラインで返信、リツイート、いいねのアイコンの右に表示されている数値と同じです。
○○のクリック数
ツイート内にある、ハッシュタグやリンクなどをクリック、またはタップされた数です。自分のサイトなどに誘導するツイートが効果的に作用していることを把握するには、この数値がちゃんと伸びていることを確認するのが重要です。

さらに「プロフィールのクリック数」もかなり大事です。これは自分の名前のところをクリックしてプロフィールページに飛んだ回数のことですが、この行動は自分自身に興味を持たれているということの現れであって、この数値が増えると非常に魅力的なアカウントになっているといえます。
インプレッションとエンゲージメントの比較
2つの大きな指標について説明したわけですが、これらをあわせて見ることによって、さらに分かることがあります。次の計算をしてみましょう。
これで得られる数値は、見られた回数のうち、何%の反応が得られたかということですね。これをエンゲージメント率と呼びます。
ちなみに、1回のインプレッションにつき2回以上のエンゲージメントが得られることもある(RT、いいねが同時にされるなど)ので、この場合のエンゲージメント率は100%を超えることもあります。
エンゲージメント率を高めよう
あるツイートのエンゲージメント率が高ければ、それだけ関心を持った人が高く、ツイートが効果的にはたらいたということになります。どのくらいで高いと判断すべきかは人によって違いますが、私は10%くらいあれば良いと思います。
逆にエンゲージメント率が低いと、ツイートに関心を持たれずにスルーされてしまっている、ということになります。こうなってしまうことの理由としては、
- ツイートを目を引くものにできていない
- フォロワーがそのツイートのターゲットに合っていない
- ツイートする時間帯を誤っている
などが考えられます。自分でどの原因が大きいのかを判断して、より高いエンゲージメント率を得られるようにしてみましょう。
ツイートアクティビティを活用しよう
以上のように、ツイートアクティビティの数値を分析することによって、自分のツイートが影響力を持っているということ、あるいは何か問題があるかもしれないということが分かります。
うまく活用して、ご自分の活動がどれほどの人に影響を及ぼしているかを実感していくようにすると良いかと思います。
自分のクリックなども、自分のツイートのインプレッション・エンゲージメント数に影響されるのでしょうか?
自分の行動も全て反映されてしまうようです。さらに、同じ行動でも複数回行うと重複してカウントされます。
トップツイートを選ぶと、インプレッションの大きい順にツイートが並んでいますが、エンゲージメント・エンゲージメント率の大きい順に並べ替えることはできないのでしょうか?
自分の行動を識別できないなら、片手落ちだね。
飛んだ先が言葉が日本語ではなく英語です。どうしたらいいんですか?!
自分、フォローしてる人が1人だけなのでフォロワーとか0なのですが
インプレッションをみたら結構見られてる時があります、自分はあまりツイッターを覗きません
なのに自分のツイートってどうやって見られてるのでしょうか?別に対した呟きでもないのに
連続投稿して気付いたんですが、内容によって
インプレッションの数が全然違うのですが、
どういう事ですか?【フォロワー】も、【いいね】も
【リツイート】【ハッシュタグ】も付けてません
内容によってインプレッションが違うんです
>>「自分で見ただけでも増える」という現象は、すでに修正されているようです。
修正されていないのではないでしょうか。F5キーを押してみてください。押すごとに増えませんか。